面白い映画は?
2019年 12月 06日
最近は本当に面白い映画が極端に少なくなりましたね。
ほとんどが企画物、会議室で生まれたような商業映画です。
すごいのはCGだけ。
もっとオリジナリティと物語の質、脚本として面白いかどうか、
という根本的な部分を追求してほしいものです。
今の潮流は、とりあえずキャラクターをたくさん登場させて、目先のイベントを追いかけさせる、という方法です。
本当に良く出来た物語は最小限の登場人物しか必要としないものです。
そして意味のないセリフや出来事は存在しません。
今の映画はたくさんキャラクターを出す事で物語のスカスカをごまかしているという感じです。
セリフや出来事も「キャラクターがキャラクターたるゆえんを説明するもの」という使われ方をしています。
でもねぇ、これもまた必然だと一方では思いますよ。
今の若い人たちがスマホをいじりながら自転車を猛スピードで走らせている様を見れば分かります。
彼らはまさに目先のイベントを追いかけているだけで、ちゃんとした物語を生きていないからです。
物語を生きていれば、次の角から人が出てくればぶつかる、怪我をさせてしまう、いや、それどころか死んでしまうかも、
という可能性がイヤでも頭に浮かぶはずです。
つまり、アナと雪の女王やアベンジャーズのような退屈な映画が流行ってしまうのもまた必然という事でしょう。
by buri-zu
| 2019-12-06 09:37